森林整備
森林は、「植える」「育てる」「収穫する」という森林のサイクルと、「適材適所で使う」ことで、うまく循環し、多様な機能が十分に発揮されます。
松本広域森林組合は、山の手入れに必要なすべての作業をお請けします。
山の手入れにお困りの方、ご相談をしたい方、ご質問をしたい方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
植栽する前に、雑草木の刈払いや林地に残された木の根や枝などを整理します。
安全かつ効率よく苗木を植えられるようにすることで、その後も管理しやすくなります。
春または秋に、地拵えされた林地に1本ずつ手作業で苗木を植えていきます。
苗木の成長を促すために、周囲の雑草木を取り除きます。苗木が雑草に負けないくらいに育つまで5年ほど続けていきます。
カモシカやニホンジカ、ノウサギなどから食害を防ぐために薬剤(忌避剤)の塗布や散布、柵の設置を行います。薬剤は、食害発生前(10~11月)に行うと効果的です。
無節の良質材を育てるために、枯れ枝や、ある程度の高さまでの生き枝をその付け根から切ります。
枝葉を落とすことで林内に日光が当たりやすくなったり、枯れ枝から害虫が侵入することを防いだりするメリットもあります。
植栽木の生育を妨げてしまうような木や生育の悪い木、曲がって育ってしまった木などを伐って除去します。除伐を行うことで植栽木に光を当て、成長を促す目的があります。
成長に伴って混みすぎた森林の樹木の一部を伐採し、残った木の成長を促します。
木材としての利用を目的として、伐採期に達した木を収穫します。
スマート林業とは地理空間情報やICTといった先端技術を活用することで生産性を向上させるとともに 、効率的かつ需要に応じた木材を安定供給するためのものです。
組合では以下のように、スマート林業を導入しています。
県内の森林組合等に設置してある基準局と、GNSSレシーバー(DG-PRO1)を使用することで、RTK測位によりセンチメートル内の誤差で測位が可能になります。
1人でも測量でき、1測点の測量時間が短縮できます。また、所有境界等の杭の復元が簡単に行えるようになります。
ドローンに搭載されているカメラを使って、森林の樹木の生長状況や資源量を正確に測定しています。